多摩川下流で釣りましょう

主にガス橋から二子橋の間でフライフィッシングをする話です。時々、漁協のお話を含みます。

多摩川釣行記 ‘24/08/17 台風一過のドロ濁りの中で大師橋へ

台風7号が過ぎたあとの多摩川

 台風が過ぎたあとの川はどこでも当然ドロ濁りの増水状態になる。大河川ならなおさらだ。けれど過ぎたあとの次の日は釣れると聞いたことがある。増水で逃げ疲れた魚が腹をすかして濁り水で見通しの悪い中で餌を探すのと糸を見切られないのだとか。本当かどうかはわからないので多摩川へ行ってみる。アンダーハンドをもう忘れているので、メインは練習と観察。川の防災情報を見ても台風でそれほど増水はしていなかった(いつもの1mくらいの増水だった)。すでに水は引き始めていて干潮に合わせてガス橋から下流に向けて大雨が降ったあとの多摩川を観察しに出発。

 今日は大潮でお昼前くらいが干潮。それに合わせて下流の干潟で竿を振れればと。ちなみに多摩川のドロ濁りは数日は取れない。

ガス橋を偵察。ドロ濁りだけどボラの子がとても活発に動いている

多摩川大橋

 多摩川大橋でもボラの子(イナッコ)がバシャバシャ大暴れしている。いつもと行動が違う、水面のなにかを食べているようだ。ひょっとしたらドライで出るかもしれないなぁと思いつつ。下流へ向かう。

何も見えない

大田区多摩川ひょうたん池の辺り

 以前気になっていたチヌ釣りのポイントを見に行ってみた。テトラは埋まっていてまだ水量は多い。

護岸がかなり整備されてルアーの釣りがやりやすそうだった

六郷橋上から

 ウロウロしながら下っていく。六郷橋から覗いてみると濁りの中にも潮目のような区切れがあったりする。それが魚にどう影響するかはわからない。

流石に釣りをしている人はいない

大師河原一丁目公園の前で

 最終的に目的の大師河原一丁目公園に9:00頃到着。水温28℃。雨降ったのに水温が高い。干潮に向けて大分水が引き始めていて干潟が現れてきている。そのせいかカニが沢山いる。

 ふと見渡すと胸まで浸かってルアーを投げている人が結構並んでいる。遠目でわからないけどライジャケはつけてなさそうだ。羽田のヤマハボート教習所の教官に聞いた話だとこのあたりで釣りをしている人が過去に何人も亡くなっているそうだ。ライジャケ無しでウェーダー履いて胸まで浸かっていて転んだらそりゃ簡単に溺れ死ぬ。そのへんをわかってない人が相当いるきがする。殿町あたりでもそんな人だらけだ。かつ、どこから来たのか水上スキーなどトーイングしながら滑走状態で大きな引き波を立てたボートが行き来している(そもそもこれもマナーがなってない)。

 これで事故が起きないほうがおかしい。自分は死なないとでも思ってるんだろうか。

多摩川ネイティブのおっちゃんと話をしたけどウナギの数が減ってると言ってた

とりあず白ゾンカーを結んで

 暑くて目に汗が入って痛いので、速攻結んで早く立ち込む(立ち込む際は膝まで)。でもあんまり涼しくない。とりあえず、アンダーハンドを思い出しながら練習する。なんかうまく飛ばないのをちょっとずつ修正しながら形にしていく。Dループを作ってロードをかけるのを忘れてしまっていたので修正した。ロッドは担がなければいけない。

 そうこうしているとボラの子たちはあちことで大暴れ(ライズ?)している。白い何か浮くものを流したら釣れるんじゃないかと思ったけどあいにく手元に無し。あそこまで暴れてる?ボラの子は見たことがない。

 練習しながらチヌ、シーバスがいないかと見渡すもボイルもなしテーリングもなし。一回チヌっぽいテーリングを見かけたような気がしたけど多分ボラなんだろうなぁ。

 まぁ、釣れないのは予定通りでアンダーハンドの練習をしたと思えば。11:00頃納竿。とにかく水温が高すぎるような気がする。

干潟だけど生命反応を感じない。でも小さなシジミを見つけた。

岸際にボラの子がめっちゃいた。あれを狙えたら...