多摩川下流で釣りましょう

主にガス橋から二子橋の間でFly Fishingをする話です

釣行記 ‘24/05/04 - 06 岐阜のざっくり川めぐり

GWに帰省して岐阜の川へ

 岐阜に帰省していろいろな川へ行ってみようと、仕事終わりに新幹線に息子と二人で飛び乗る。実家のそばにはたくさんの川があり、子どもの頃は親父にたくさんの川に連れて行かれていた。とてもきれいな清流が多く真夏でも水が冷たい。

 電車での帰省なので道具は #3 のロッドとニーブーツ。探れる範囲は狭いが仕方なし。

親父が新聞の切り抜きをしてくれていた。こういうことだけはまめだ。
鮎の友釣りは引退して今はエサ釣り専門。

5/4 岐阜県矢作川漁協の川へ

 割と実家から近所の恵那の矢作川の上流部へ。ここは矢作川の支流がたくさんあるところ漁協管内の川へいってみる。上村川が割とメインなところで川自体がとても美しい。

上村川の有名な放流ポイントに入ってみた。
白い砂、石が特徴的な川だ。

 ところが魚っけがまるでない。虫っけもない。早々に諦めて別の川へ。飯田洞川へ入ってみる。こちらもやっぱり魚っけがない。そして、高波川へ。こちらもやはり魚っけがない。共通しているのは虫がまるでいない。これはやっぱり盛んに代かきしてる影響だろうか。この日は練習ということで坊主。フライでアマゴはお預けに。

高波川は結構小さい川。ちゃんと釣り上がれば結果はでるのかも

5/5 馬瀬川上流漁業協管内へ

 この日は馬瀬川に行ってみた。先日、釣り大会があったそうでたくさんアマゴが放流されたらしい。

馬瀬川のきれいな流れに癒やされる

 ここでは魚影は確認できたが腕の影響で釣れず、ドライに出たけどフッキングせず。やっぱりニーブーツでは行動範囲が狭まるなぁと。2箇所ほど調査してみたけど、ここでも坊主で終了。ここも虫っけがまったくなかった。

5/6 宮川下流漁協管内へ

 この日は飛騨市の宮川水系小鳥川へ。かなり標高が高く寒い。すぐとなりが合掌造りの白川郷だ。ここでは何箇所かの場所を回ってみる。川幅もありフライがやりやすい。釣りをするためにかなり整備されている印象。日本海側へ流れる川のためここにいるのはヤマメだ。下小鳥ダムのテールウォーターのおかげか、水量・水温が安定していてものすごい数の虫がいる。川底もトビケラのラーバだらけだ。ただ、ライズがまったくないなか、ドライでフライを色々試していたところ良型が。ようやく坊主を回避。釣果には恵まれなかったけれどきれいな川をたくさん見ることができて満足。

 誰でも釣りやすい場所には魚はいないのだ。

#14 のイワイイワナ

 小鳥川と他の川の虫の数の違いがとても気になった。どこも代かきをする時期でその時は魚が釣れないとよく聞く。これも農薬の影響だろうか。虫のいない川に魚はいない。そして、どの川も放流頼みの管理のように見える。

 親父にこの辺もアユが海から登ってくるのか聞いたら、「来るわけ無いやろ。」と即答。堰堤やダムだらけでどの魚も登ってくることはできない。魚たちは増水などで下ってしまったら終わり、産卵で戻ってくることは不可能。川はもはや放流されるだけの管理釣り場と変わらない。こんな状況で魚が増えるわけがない。 アユを取り巻く環境は人工構造物に限れば、多摩川のほうが岐阜の川より遥かにマシのように思える。

 自然再生産で魚が増える道のりは、もはや幻だ。