多摩川下流で釣りましょう

主にガス橋から二子橋の間でFly Fishingをする話です

多摩川 オイカワを探して

イカワを探しにいく

 色々調べてみるとこの時期でも良型のオイカワは釣れる。いるところにはいるようで、大体、小河川で川幅10mくらいのところでは浅瀬にいるようだ。九州の由布院の温水が流れ込む大分川では年中婚姻色がいるとかいないとか。

 しかし、多摩川下流には冬になると大きなオイカワは姿を消す。以前は世代交代で産卵後死んでしまうのかと思っていたが、そんなことはないはずで、どこかにいるはずなのだが全く見当がつかない。全部、鵜に食べられてしまったのだろうか。それとも、いるところにはいるのだろうか。

 ということで、ガス橋あたりから東京側を探しながら遡上してみる。今回、探し歩いた場所は1〜6の地点。調査方法は目視!ライズやヒラうちを探す。(そもそも去年は朝マズメにライズがまったくなかったが)

ライズ探しの旅。2と3が空いているのはここは行き過ぎていないのを知ってるから。

 冬になると大きいオイカワはトロ場の深い場所にいるというのを見かけたが、水深1mくらいで流れが緩やかな場所や流れ込みがあるところを中心に探してみた。

1. ガス橋

ここはそもそもかなり水深があり、オイカワがいるかどうかわからないが、通りかかったときに、なにか大きな魚のライズのようなものがポツポツある。多分ボラなのだろうか。ボラは冬になるとジャンプしない。


ガス橋の上から。じっとみてるとしばしば波紋がいくつか起きる

2. うのき水辺の学校あたり

 ここは中洲ができて、東京側に流れの緩い浅瀬ができる。ちょくちょくエサ釣りしている人がいる。今日みてみたら、5cm くらいの稚魚が多少群れている程度でライズはない。コイが数匹泳いでいる程度。ヒラうちも見られない。ここにはいなさそう。

静かな水面。小魚も少ない。
なぜか、このあたりにだけ鵜がいたりするので怪しいと感じている。

中洲の枯れすすきがスズメのお宿となっていた。ピーチクの大合唱。
外敵も来れないし賢い選択。

3. 谷沢川合流地点

 ここは等々力大橋(仮)がかかるところ、冬でもオイカワがいた実績がある。みてみると、5cm 程度のオイカワがたくさんライズしていた。ただ、大きいサイズはいない。ちなみに、水温は 8℃だった。

橋脚を作る工事はは6月までかかるそうだ

谷沢川の水量も少ない。手前の水たまりのようなところで盛んにライズをしていた

4. 孤独なライオンのところ

第三京浜下でGoogle Map に載っている孤独なライオンのところへ。ここはデイリーポータルZで有名?になったところ。このそばには、樋管の出口があり、若干ワンドになっている。水の流れもなくからからになっていて、水も濁って淀んでいた。ライズもなし。釣りぶら散歩。さんも来られていたようだけど、あたりすらなかったよう。なんか申し訳ない気持ちに。ざっくりみてみたけど魚がまったくいなさそう。

一昨年と雰囲気が変わってしまった。もっと大きめのワンドで、もうちょっと深かった。夏場はドライでオイカワが釣れた。コイの吸い込み釣り師がよく竿を並べているところ。

5. 二子玉川公園

 ここはすっかり雰囲気が変わってしまって、チャラ瀬がなくなってしまった。じっくり見ると小魚がヒラうちをするのが見えたが、良型ではなかっった。

 民度の低い人たちがたくさん集まるので、ここは嫌気分にしかならない。ちなみに、世田谷区に面している多摩川では河川敷は禁煙。なぜ禁止なのかよくわかる。そしてあちこちで大型犬が放たれている。

 ちょっと上流の、野川からの流れ込みは工事のせいかなくなってしまった。

埋まってしまった

6. 野川

ここは、オイカワ、コイ、ナマズなどが釣れるところ、工事ですっかり川相が変わってしまい、覗いてみたけれどライズもなしヒラうちもなし。コイが数匹。釣りをする人もなし。二子玉川でFF の方のBlog の通り魚影が見えない状態でした。

風があったのでライズはなさそう

まとめ

 多摩川下流にオイカワはいない(嘘。というわけではなくて、大きい川特有のオイカワの隠れ場所にあつまっているのではないだろうか。小河川にはない、深さ数mの場所もあるので、そういうところに集まって冬を越すのかもしれない。フライでは手も足も出ないので、エサを使って釣査するしかなさそうな気がする。

 結局、一度も竿を出さずに帰宅。本格的にオイカワロスです。

 

カヤツリソウなどはカモなんかに食べられているけど、この浮葉植物だけ手つかずだった。調べたけどこれがなんだか分からず。ここだけ緑でちょっと不気味。