多摩川下流で釣りましょう

主にガス橋から二子橋の間でFly Fishingをする話です

アンダーハンド練習記(4)多摩川増水の偵察と下流域の練習場所の下見

大雨増水のあとの多摩川

 先日の暴風雨で1m以上増水した多摩川へ行く。気温も25℃まで上がる予報。増水と濁りで釣りにならないと思い、今日は河口近くまで偵察に行く。どこか練習できるところはないだろうかと下っていく。風が優しく急に春が来たようだ。

多摩川大橋のたもと。
満潮もあるけどだいぶ水位が高い。濁りが酷くゴミもたくさん流れていた

六郷橋

 ここは工事中なのと立ち込める場所がない。左岸の岸辺はきれいになっていた。もともと、浅瀬がなく水面を使う投げ方ができる場所はなさそう。

大師橋

 左岸側に浅瀬(干潟)があるところ。一人釣り師が立ち込んで釣りをしていた。満潮時なのでニーブーツでは入れなかった。橋の上からみたら大量のボラが泳いでいた。シーバスも上がってくきそうだった。今日はここまでにした、殿町までいけば立ち込める場所があり、シーバスやチヌ狙い、夏はハゼ釣りのメッカになる。いつか狙ってみよう。

多摩川大橋まで戻る

 浅瀬が多少あり、ニーブーツでも多少立ち込めるのと若干バックスペースがあるのでなんとか練習自体はできそうだけど、かなり投げづらい。ここで練習を1時間ほどしてみる。テトラポットが邪魔。案の定、引っかかって終了。

 意識したこと

  • アークのパワーゾーンを90度を保つ
  • リフトは肘が45度。
  •  そのままロッドティップをぶれないようにハーフサークル
  • ティップは45度。そのままシュート
  • 右手は添えるだけ

次は実際に釣りをちゃんとしてみよう。

 

君等はどうやってそこに登ったのだ?

 

アンダーハンド練習記(3)練習会参加とアドバイス

3/24 なごみ練習会に参加

 今日は多摩川練習会に参加。なごみ さんでロッドを購入すると練習会に参加できて色々アドバイスを頂ける。アンダーハンドは絶対に我流では無理だ。間違った練習をしても上達しない。

 8:00頃着。多摩川の水温は14℃だった。一雨来て川底が洗われればマルタウグイの最盛期になるだろう。今年は気温が上がらない関係か大きな群れでの遡上が見られない。けれどトロ場にボラと混じっていたりするので狙ってみるのもいいかもしれない。ボラとの見分け方は、マルタの胸鰭の端が白いので区別がつく。ボラもたくさん上がってきていて春めいてきた。

等々力公園前のリニア工事現場ではハマダイコンが満開だ。

アドバイスと実践

 まずはお手本を見せて頂いてイメージを掴む。やっぱり、先日紹介したTIEMCOのアンダーハンドの基礎 は30回は読む必要があるらしいw。ちなみに自分がアンダーハンドを習得したい理由はあまり力をかけなくてもよいしオーバヘッドキャストの基礎が詰まってるし、何よりキャスティング仕草、ラインの出ていく姿が美しいと思ったからだ。

 やってみると リフト -> ボディターン -> ハーフサークル -> バックストップ -> ドリフト -> リーダータッチ -> シュート の要素を意識して動作させる必要がある。頭の中でこれを呪文のように唱えながらやっていたらコンらがってきた。それぞれの内容はこれ以上ないくらいシンプルなのに。で、ちゃーしゅーめーんってやったらしっくり来たw。暫くこれで行く。ちゃーがリフト、ボディターン、しゅーがハーフサークル、ドリフト、めーんがシュート。それぞれ、いい感じのタメが必要なのだ。

 あと、右手は固定して意識して肘を動かさないように右手のグリップは絶対に親指を立てない(親指を立てると右手で押す動作をしてしまう)左手はOKの形で軽く。ロイッドティップは大きく動かす必要はない。オフショルダーのロールキャストは必須。

あと、この練習会で偶然友人と再開。世の中不思議だ。

ソメイヨシノはまだ咲きそうにないなぁ

 宿河原堰ではコカゲロウ(遠藤さんに教えてもらった)がたくさんハッチしていた。下流域ではこれほどのハッチはみないのでなにかあるのだろうか。

釣行記 ‘24/03/23 はじめてのフィッシングフィールド中津川

マス成分が足りなくなったので管釣り

 今日は行ってみたかったフィッシングフィールド中津川へ。川崎から意外と近く、高速を使って1時間ちょっと。今日は天気が悪くなるとのことでそんなに混んでいないだろうと、息子と二人旅。

天気が悪い中、結構な人がいた

 7:00頃出発。途中東名でちょっと渋滞があったのと食料調達のため9:00頃着。受付で丁寧に説明していただいて6時間券を購入。最近どこも値上がりをしていて6時間で3,300円は安く感じしてしまう。ここでフライマンへの注意はダブルハンドとエッグフライが禁止。相模漁連のニジマスはエッグフライに強反応してしまうのだ。

 自分たちがついたときは誰もフライマンはいなかった。雨が降るとドライが渋いのでそのせいだろうか。気持ちルアーマンも釣れていなさそうだった。ただし魚影は濃い。

釣り開始

 自分は Campanella Classic Light 7ft6in #3 T-MADE Classsic 2.7 に#3のDT。息子くんは K.Bullet STREAM #5 9ft ロッドセット (遠くに飛ばしたい盛。ほんとによく飛んでいく。この値段でこの性能はすごいと思う)。Classic Lightはミディアムスローでいつもオイカワを釣っているロッド。世界で一番好きなロッド(他のロッドを全然触ったことないけど)。なんか、シュッとしたりふわっとしたりシャッともユル〜ともできる。うまく説明できない。なれるまでテイリングしまくりで死にそうだった。何も知らない頃にこのロッドでコイを釣っていて50cmを超えるコイでも折れなかった。

 釣りに戻そう。結果からいうと、何やっても釣れる状態でとても楽しめた? 管釣りではあまりドライフライに期待していないけど、ここではデカカディスでもなんでもパラシュートでも、マラブーの引張でもとても活性が高くあまり区別なく釣れた。結果、二人で50は釣れたと思う。(途中で数えるのをやめた)雨脚が強くなるとドライで出にくくなる。

 ああ、水温測りわすれたけど触った感じは10℃以下と思われる。

攻略というほどではないけども(今日はたまたまかも)

  • 緑のマラブーストリーマが一投一尾だった(釣れすぎるので他の色試してない)
    • フライラインを出すために手前おいておくだけで釣れる
    • 合わせ損ないで手前に落ちたときに釣れる
  • エルクヘアカディス(#16 ~ #12)でも反応良いがしばらくするとすれる
  • パラシュートフライもボディは茶色(ブラウン)、黒(アント)、ダンでもライトケイヒルでもまんべんなく出るので楽しかった(壊れかけても反応してた)
  • 岸際2~3m が一番反応がいい(これは王禅寺でもそうだった)
    • でもキャストの醍醐味とファイトの楽しみがない
  • ルアーマンしかいなかったからすれてなかったかも
  • 場所はどこでも反応は同じだった
    • アウトレット -> インレットに移動してみた
  • サイズはちょっと小ぶり
    • 20 ~ 30cm 位。けど引きが強い
  • 岸辺がちょっと高いので長めのネットがあるといい

総じてとても満足度が高い管釣りだった。また行きたい。

お昼はいつも車の100v電源でお湯を沸かしてカップラーメン。なぜかとてもうまい。

 

アンダーハンド練習記(2)ただ投げる

投げる

釣りをするよりも投げることが楽しくなってきてしまった今日このごろ。

練習場所として今日は新幹線の橋のところに向かう。

ただただ投げてみる、正解なんかわからない。同じように投げられない。

インターネットの普及につれて情報の高速道路ができたおかげで、一次情報として理論とやるべきことは、わかるようになってきた。でも、なんとなくわかった気になって、やってみるとその通りにいかない。

ただただ、爆風。シーバスもあがってきてる?

ふと気がつくと、ダブルハンドを練習している方がいて終わりに色々話ができてとても楽しかった。同じ趣味を持つ人とは話しが弾む(色々高くなったねぇ。世知辛い話し)。あと、芦ノ湖の話しを聞けて良かった。魚を見ると練習の投げ方できないよねとか。一匹釣るまでの気持ちの話とか、ですよねぇ。

課題・疑問

  • ハーフサークル時のロードのかけ方
    • ロードがかからないと飛ばないのでどうすればかけられるか
    • バックストップ、ドリフトが関係ありそう
  • ループの作り方
    • ロッドティップの操り方
  • 風が強いときの対処
  • 遠投の仕組み(理論)が知りたい

 

コイが結構いた。

 

アンダーハンド練習記(1)と漁協のお仕事

アンダーハンド練習

 練習あるのみということで、ガス橋のたもとで練習する。下流域は立ち込める場所がほとんどなくて困る。目星をつけていたところに行ってみる。ここはテナガエビが釣れるところ。

川崎側から。干潮だと立ち込めるけどまだ潮が引いてないからニーブーツでは無理だった。

大田区側から。見える橋脚までは測ったら35mほど。まずは橋脚を目標にしよう。

バットを曲げる

 まずはひたすらロールキャストの練習。シューティングヘッドを使ったスカンジ系のシステムは、今まで使ってきたDTやWFのラインとは全く感覚が違う。すごいロールキャストがやりやすい。

 そのあといよいよ実際に投げてみる。そして、バットを曲げないと飛ばないことを理解。親の敵くらい目一杯振っても大丈夫そうだ。バットが曲がらないと全然飛ばない。 ティペットにヤーンをつけたほうがいいのを理解(バチバチ鳴りまくる。場所の確認にもなるし)。

これをみて練習あるのみ。

speakerdeck.com

わかったこと

  • キャスト時にラインが乱れるのはティップの乱れ
  • とりあえず25mくらいは飛ぶ
  • バットは折れない
  • ハーフサークルのときのロッドの曲げ方がわからない
  • リーダーが水面から離れるとあぶない

今日はとりあえずここまで。

漁協のお仕事

 今日は鮒・鯉の産卵床作り。竹を組んで笹を結わえる。たくさん産卵してくれるといいな。

風が強すぎた

竹ぶせも追加

土手ではつくしが顔を出し始めていた。来週あたりは収穫時期かも

 

多摩川釣行記 ‘24/03/16 マルタを探しに行きつつDH沼にハマる

マルタはどこに?

 マルタを探しに調布堰から。6:30頃。

 夜明けの調布堰はなんだか幻想的だ。先日の雨で1mほど増水していてその際に登っていったのだろうか。ここでは見つからず。もっと上流で集まってきている。

 気温は高く、自転車で汗ばむくらい。ここでの水温は13℃だった。

日の出とともに。

夜明けの調布堰。マルタは見えない。人もいない。

マルタを探して上流に

 ちょっと上流へ。第三京浜したまで登る。ここでもマルタは見かけなかった。去年の今頃は、登っていくのが見えていたが。コイはフラフラしている。

都会と思えない。幻想的な感じ。

 ここで練習を始める。先日、師匠に触らせてもらったDHが忘れられず、SwitchRodをなごみの遠藤さんに相談して購入。多摩川河口でシーバスやチヌをねらいたい。都会を流れる大河川ならではの釣りがしてみたい。初めて振るロッドにドキドキしながら、事前に調べていたのを試してみるが、面白いくらいうまくいかない。でもそれがいい。

LOOP のZ1 SwitchRod。コルクのラッピングは遠藤さんに剥いてもらった。
もう後戻りはできない沼に。

SwitchRodの感想

 LOOPなのでアンダーハンドのシステムで、シューティングヘッドはSA Atlantic Salmon Short F 22G SWT8/9F、シューティングラインは SA STラインF 20LB .031 オレンジ 100FT。リーダーは OH&D 11FT 2X。

  • ロールキャストがめちゃくちゃやりやすい
  • オーバヘッドで投げるのはコツ?腕力がいる。出すラインの量による。
    • それでも25mくらいは飛ぶ。
  • アンダーハンドの投げ方でなんとなく、25m くらいは出る
  • 竿の曲げ方がわからない
    • なんか飛ばない感がある

 技術力不足であんまり飛ばない感じがするけど、初めてなのでこんなもんなんだろうなぁ。もっともっと練習・理解して気持ちよく飛ばせるように頑張ろう。でも楽しい。

 

ひとしきり練習してたら汗だくに。日が昇ってきてた。

マルタを探して二子橋に

 練習したあとに更に上流の二子橋まで行ってみる。ここから上流は結構釣人がいた。コイを見かけたのでそっと流してみると、かなり活性が高くすぐに食ってきた。もうすぐ、コイの産卵期のため貪欲に食べに来る。もうそろそろコイを釣るのをやめねば。

ロッドの初卸でコイで入魂。赤のクレイジーチャーリーに速攻できた。
手元に落としただけ。

 

 そのあと、本流でマルタを探すとボラの群れに混じって泳ぐのを確認。だいぶ上がってきている。1時間ほど投げて(練習して)11:30頃納竿。流すタナが間違ってるを知ってる。

二子橋の直下で釣っていた。楽天のビルが見える。

 しばらくはSwitchロッドとの格闘になりそうです。今年もマルタは釣れなさそう、でも遡上しているのが見れるだけで嬉しい。

ガス橋のちょっと上流では鮎の遡上調査が始まっていた。
もう登ってきているようだ。
たくさんの小魚が浅瀬にいっぱいいる。もう春だ。

www.ifarc.metro.tokyo.lg.jp

多摩川釣行記 ‘24/03/09 マルタが見つからない

今日もマルタウグイを探しに

 今日は大潮、5:30頃満潮。昨日の雨と合わせてたくさん遡上するのではないかとまずは調布堰へ。7:00過ぎに到着。先に釣っていた常連さんに聞いても全く姿をみてないとのこと。登っていく姿も見えない。まだ時期的に早いのだろうか。

 新幹線の橋下のトロ場をみても姿形も、鵜もいない。

 色々人に聞いても、年々数が減っていっているという話ししか聞かない。15 ~ 20年ほど前は立ち込むと足にぶつかってくるほどいたそうで、黒い塊が川を埋め尽くしていたとも聞く。水質が良くなっているはずなのに。

 以前から気になっていたネオニコチノイド多摩川の関係について興味深いことがわかったので、後ほど記事にする。

 とりあえず、上流へ。二子橋くらいまで探しに行こう。

青空。朝方は風はほとんどなかった。調布堰でも姿は見えず。

去年産卵していた場所へ

 去年、4/1 にニゴイを釣った産卵場所へ確認しに行ってみる。産卵場所はコイやニゴイなどでお祭り騒ぎになるのだ。8:00頃着。水温 12℃。気温 10℃。産卵を確認したときの水温は18℃だった。

去年はこの先の狭い瀬で産卵していた。そこにニゴイやコイが大量に集まっていた。

 川底を見てみたら、こりゃだめだ。ノロに覆われて産卵どころの場所じゃない。しばらく眺めていたけど遡上は確認できず。去年は何匹も上がっていくのが確認できたが。。。時期的なものか。

 せめてもとおもい、できる範囲で足で川底をひっくり返した。だめだ、鋤簾や鍬がいる。足は無理。ニーブーツが浸水してしまった。

 狙いをコイに変える。近くに伏流水が湧いているぽいところがありそこにコイが溜まっているところがある。確認すると結構な数のコイが溜まっている。
 伏流水があるところは水温が安定していて、冬場はオオフサモ(南米原産の外来種)が青々していてすぐわかる。

第三京浜したの(多分)伏流水のところ

オオフサモが青々しているところでコイがテイリング。水温の高さと餌場で活性が高い。
立木が結構あって投げるのが難易度高め
Carp's Creek と名付けよう

 前回、好反応だったblood worm の改良型、赤色サンワンワーム(渋谷のSANSUIで教えてもらった)を投入。すると、かなり好反応で程なく久しぶりにコイがあがる。というか、多摩川では今年初?

多摩川のコイはかなりすれているので白色に反応悪い気がする

少々品がないw感じがするけど、めちゃくちゃ反応がいい。
追っかけてくる。

 しばらくして、もう一匹追加したためにファイトで腕がパンパンになってしまって11:00頃納竿。

 春はもうそこに来ているのに魚の気配(コイはいる)が全く感じられない、また死の川になってしまうのだろうか。なんとかしなければ。。。

オオフサモの隙間にカエルが卵を産んでいた。トライポフォビアの方ごめんなさい。

平瀬川に登って取り残されてしまったマルタ